日本語における同訓異字の現象 -「さす、つく、とる、ひく、みる」の動詞を中心に-
日本語は和語、漢語、外来語、混種語から形成される。その中に、 日本 語において最も重要な役割を果たすのは和語である。他の語種と同じく、 和語は様々な独特の特徴がある。和語の中には、「暑い・厚い・熱い」の ような同じ発音でも意味が違うという言葉が数多く存在している。それも 和語の特徴の一つであるという同訓異字の現象である。 同訓異字の言葉は漢字表記が多いとよく言われている。しかし、漢字表記だけでなく、意味が多いという言葉がある。例えば、「さす」「つく」「とる」「ひく」「みる」は漢字表記でも意味でも覚え切れないほど多くある。そのような言葉には同訓異字語と多義語との境界は不明確だと言わ れている。...
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Format: | Final Year Project |
Language: | Japanese |
Published: |
2020
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Online Access: | http://repository.vnu.edu.vn/handle/VNU_123/99004 |
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Institution: | Vietnam National University, Hanoi |
Language: | Japanese |
Summary: | 日本語は和語、漢語、外来語、混種語から形成される。その中に、 日本 語において最も重要な役割を果たすのは和語である。他の語種と同じく、 和語は様々な独特の特徴がある。和語の中には、「暑い・厚い・熱い」の ような同じ発音でも意味が違うという言葉が数多く存在している。それも 和語の特徴の一つであるという同訓異字の現象である。 同訓異字の言葉は漢字表記が多いとよく言われている。しかし、漢字表記だけでなく、意味が多いという言葉がある。例えば、「さす」「つく」「とる」「ひく」「みる」は漢字表記でも意味でも覚え切れないほど多くある。そのような言葉には同訓異字語と多義語との境界は不明確だと言わ れている。 その 5つの言葉は全部の漢字表記と意味を観察した上で、ベトナム語を母語とする学習者は使い分けることができるかどうかということを調査した。アンケート調査が行われた後、調査結果を通して、「さす、つく、とる、ひく、みる」の使い分けにおいて問題があると分かるようになった。 その問題の克服方法を提案する必要がある。 |
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